気ままに語ります。SQやコミックス、その他もろもろ発売日当日にネタバレしたりしてますのでご注意ください。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
気付けばまた1ヶ月放置。
仕事面でバタバタしております。
1人辞めちゃって面接とかして決まってひと安心とか思ったら今度は人事異動でまさかの社長退任。
正直ものすごくショックで、これまで前の会社とかでも上司が変わるという経験をしたことがなくて、上司が変わるってこんなに衝撃を受けるものなのかと呆然としてしまいました……。
さらに本社から無茶振りされた仕事があったりとかして……まだ赤柳の世界に戻ってこれそうにないです……。
いつになったら落ち着くんだろう~……。
そんなわけでまだ連載の続きやオフ活動は白紙ですが、ちょっとは書いておかないと書き方忘れる…と思ってリハビリ的な与太話を書いてみました。
前にも書いたことありますが、番傘を差す蓮二さんはたまらん萌えだと思うのです。
------------------------------------------------
「蓮二、この対戦表なんだけど……」
ノートには部内での練習試合の対戦表が書かれている。
たまには部長らしく、といつも柳に任せていた組み合わせを自分でしてみたのだが、ミスを見つけて修正しようとしたら混乱してきた幸村はもう柳に任せようと考えた。
やっぱり慣れないことはするものじゃない。立海には柳というオーダーを組むのが大好きな(※幸村談)参謀がいるのだ。
とはいえ、どこを間違えてこうなったんだろうと考えていたから幸村はノートにばかり視線を向けて柳を見てはいなかった。
だがこの季節、柳を見つけるのは簡単である。他の誰にもない目印があるのだ、柳には。
その目印とは茜色の番傘。
だいたい春の柔らかい日差しから眩しく強い紫外線へと変わる頃から柳は番傘を使用し始める。
普通の日傘ではなく番傘という古風な物を愛用する柳はあまり人の目を気にしない。
聞けば幼少の頃から番傘を愛用しているというから最早他人の物珍しげな視線には慣れているのかもしれない。
とにかく紫外線――直射日光の苦手な柳は部活にも番傘を持ち込んでいるので、目立つのだ。
「蓮二ってば」
茜色の番傘を差しているその後ろ姿に声をかけた幸村だったが。
「柳先輩ならタオル忘れたって部室に取りに行ったっすよ」
くるりと番傘を回すようにして振り返ったのは赤也だった。
「なんでお前が蓮二の番傘を差してるのさ」
「へへ」
答えになっていない、得意気な赤也は番傘をくるくると回して遊んでいる。
ごく一般的な家庭に番傘は置いてないだろうし珍しいのかと思うが、赤也はやけに番傘を気に入っているようだった。
「コレ、綺麗っしょ?」
言われて幸村はそこではじめてこの番傘が去年まで持っていた柳の番傘とは違うことに気がついた。
去年までは確か、無地の茜色の番傘だった。
だが赤也の持つそれは色は同じだが模様が入っていて目立つものではないが無地の番傘が味気なく感じるくらいには艶やかだった。
それにしても、それは完全に女物である。
「俺が選んだんすよ!柳先輩に超似合うっす!」
それでそんなにご機嫌なのか、と幸村は納得した。
番傘を手にしている赤也という図は似合わないの一言だが、これが柳だったら……と考えると、うん似合う物凄く似合うね!と幸村も大絶賛する勢いだ。真田風に言うとたまらん番傘ということになるだろう。
しかし、女物である。無地の茜色の番傘は確か母親から譲り受けたものだと聞いた。色も派手な赤ではないし、無地だから……ということで使用していたことを幸村は知っている。
「よく蓮二が了承したものだね」
この赤也が選んだ番傘は色目も模様は確かに派手ではない。だが見るからに女物で余計に他人の好奇の目を引きそうで、赤也が選んだと言っても
柳がすぐ同意したとは思えない。
「先輩は紺色の無地のヤツ選ぼうとしたっすけど俺が阻止したっす。だってコレが一番先輩に似合うし!」
「女物だよ?」
「関係ないっすよ。幸村部長だって紺色よりこっちって思うでしょ?」
「まあね。蓮二にはよく似合うと思うよ」
「でしょー!」
赤也はにこにこご機嫌だ。確かに赤也の趣味は良いと言える。
「俺、この番傘差した柳先輩と夜桜見に行きたかったっす……!今年は桜に間に合わなかったっすけど、来年は!」
「……赤也、お前さあ」
口には出してないが赤也の脳内で番傘差して夜桜を見る柳はきっと着物か浴衣姿であるに違いない。
「青姦はするなよ」
「ししし、しないっすよ!な、な、何言ってんすか……っ!」
慌てふためく赤也を幸村は冷ややかに見下ろした。
後輩の和風好みを意外に思いつつ、しかし赤也の想像する柳は幸村も心のアルバムに収めておきたいものだ。
来年の花見は俺も行こう。
そう決心したところでタオル片手に柳が戻ってきた。
赤也がすかさず走り寄り、番傘を柳に手渡す。
茜色の番傘を差す柳を見た瞬間、幸村は改めて後輩の趣味の良さに感心したのだった。
----------------------------------------------
赤也が蓮二さんの番傘を選ぶってエピソードはどこかで使った気がしますが、この設定が大好きです。たまらん!
そして蓮二さんに対する好みは赤也と幸村はよく似てると思います(笑)
仕事面でバタバタしております。
1人辞めちゃって面接とかして決まってひと安心とか思ったら今度は人事異動でまさかの社長退任。
正直ものすごくショックで、これまで前の会社とかでも上司が変わるという経験をしたことがなくて、上司が変わるってこんなに衝撃を受けるものなのかと呆然としてしまいました……。
さらに本社から無茶振りされた仕事があったりとかして……まだ赤柳の世界に戻ってこれそうにないです……。
いつになったら落ち着くんだろう~……。
そんなわけでまだ連載の続きやオフ活動は白紙ですが、ちょっとは書いておかないと書き方忘れる…と思ってリハビリ的な与太話を書いてみました。
前にも書いたことありますが、番傘を差す蓮二さんはたまらん萌えだと思うのです。
------------------------------------------------
「蓮二、この対戦表なんだけど……」
ノートには部内での練習試合の対戦表が書かれている。
たまには部長らしく、といつも柳に任せていた組み合わせを自分でしてみたのだが、ミスを見つけて修正しようとしたら混乱してきた幸村はもう柳に任せようと考えた。
やっぱり慣れないことはするものじゃない。立海には柳というオーダーを組むのが大好きな(※幸村談)参謀がいるのだ。
とはいえ、どこを間違えてこうなったんだろうと考えていたから幸村はノートにばかり視線を向けて柳を見てはいなかった。
だがこの季節、柳を見つけるのは簡単である。他の誰にもない目印があるのだ、柳には。
その目印とは茜色の番傘。
だいたい春の柔らかい日差しから眩しく強い紫外線へと変わる頃から柳は番傘を使用し始める。
普通の日傘ではなく番傘という古風な物を愛用する柳はあまり人の目を気にしない。
聞けば幼少の頃から番傘を愛用しているというから最早他人の物珍しげな視線には慣れているのかもしれない。
とにかく紫外線――直射日光の苦手な柳は部活にも番傘を持ち込んでいるので、目立つのだ。
「蓮二ってば」
茜色の番傘を差しているその後ろ姿に声をかけた幸村だったが。
「柳先輩ならタオル忘れたって部室に取りに行ったっすよ」
くるりと番傘を回すようにして振り返ったのは赤也だった。
「なんでお前が蓮二の番傘を差してるのさ」
「へへ」
答えになっていない、得意気な赤也は番傘をくるくると回して遊んでいる。
ごく一般的な家庭に番傘は置いてないだろうし珍しいのかと思うが、赤也はやけに番傘を気に入っているようだった。
「コレ、綺麗っしょ?」
言われて幸村はそこではじめてこの番傘が去年まで持っていた柳の番傘とは違うことに気がついた。
去年までは確か、無地の茜色の番傘だった。
だが赤也の持つそれは色は同じだが模様が入っていて目立つものではないが無地の番傘が味気なく感じるくらいには艶やかだった。
それにしても、それは完全に女物である。
「俺が選んだんすよ!柳先輩に超似合うっす!」
それでそんなにご機嫌なのか、と幸村は納得した。
番傘を手にしている赤也という図は似合わないの一言だが、これが柳だったら……と考えると、うん似合う物凄く似合うね!と幸村も大絶賛する勢いだ。真田風に言うとたまらん番傘ということになるだろう。
しかし、女物である。無地の茜色の番傘は確か母親から譲り受けたものだと聞いた。色も派手な赤ではないし、無地だから……ということで使用していたことを幸村は知っている。
「よく蓮二が了承したものだね」
この赤也が選んだ番傘は色目も模様は確かに派手ではない。だが見るからに女物で余計に他人の好奇の目を引きそうで、赤也が選んだと言っても
柳がすぐ同意したとは思えない。
「先輩は紺色の無地のヤツ選ぼうとしたっすけど俺が阻止したっす。だってコレが一番先輩に似合うし!」
「女物だよ?」
「関係ないっすよ。幸村部長だって紺色よりこっちって思うでしょ?」
「まあね。蓮二にはよく似合うと思うよ」
「でしょー!」
赤也はにこにこご機嫌だ。確かに赤也の趣味は良いと言える。
「俺、この番傘差した柳先輩と夜桜見に行きたかったっす……!今年は桜に間に合わなかったっすけど、来年は!」
「……赤也、お前さあ」
口には出してないが赤也の脳内で番傘差して夜桜を見る柳はきっと着物か浴衣姿であるに違いない。
「青姦はするなよ」
「ししし、しないっすよ!な、な、何言ってんすか……っ!」
慌てふためく赤也を幸村は冷ややかに見下ろした。
後輩の和風好みを意外に思いつつ、しかし赤也の想像する柳は幸村も心のアルバムに収めておきたいものだ。
来年の花見は俺も行こう。
そう決心したところでタオル片手に柳が戻ってきた。
赤也がすかさず走り寄り、番傘を柳に手渡す。
茜色の番傘を差す柳を見た瞬間、幸村は改めて後輩の趣味の良さに感心したのだった。
----------------------------------------------
赤也が蓮二さんの番傘を選ぶってエピソードはどこかで使った気がしますが、この設定が大好きです。たまらん!
そして蓮二さんに対する好みは赤也と幸村はよく似てると思います(笑)
PR
カレンダー
04 | 2024/05 | 06 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
カテゴリー
最新記事
(06/12)
(06/05)
(05/15)
(05/04)
(04/18)
(04/17)
(03/13)
(02/19)
(02/13)
(01/10)
ブログ内検索
最古記事
(05/28)
(05/29)
(06/04)
(06/05)
(06/08)
(06/11)
(06/19)
(06/20)
(06/27)
(06/30)