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気ままに語ります。SQやコミックス、その他もろもろ発売日当日にネタバレしたりしてますのでご注意ください。
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梅雨なんだから雨は降るべきだろうと思うんですが、この蒸し暑さはなんとかならんものでしょうか。
雨降ったら多少気温は下がるか、と期待したのに…!
明日も雨です。
せめて通勤時間を避けて降ってほしいと誰もが思っているに違いない。


以下、また与太です。
しばらくこんな感じでブログので更新が続きますが、原稿のめどが立ったら連載始めたいなーと思います。





「証拠は上がってんですよ」
大きな目で柳を睨みながら切原は言い放った。
「なんだ、いきなり」
「こっちには証人がいるんですよ。言い逃れはできねえっす!」
証人、と指さされた先を見ると柳生が何とも微妙な、面白がっているのか呆れているのか、迷惑がっているのか、どれとも判断しかねる表情でいた。
「……だから、何なんだ?」
証拠だの証人だの言われても何の事だか分からない。
柳がそう言うと切原はしらばっくれてもダメっすよ、と言い捨てた。
どうやら機嫌が悪いらしいということは理解したがその理由を考えても答えは浮かんでこない。
「分からん。説明してくれ、赤也」
ええ、ちょっとこの人マジで分かってないの、と信じられないという目を向けられたが、心当たりがないのだから仕方がない。
「アンタ、昨日どこ行ってたんですか!」
「昨日?」
言われて柳は天井を見上げるようにして昨日の出来事を思い出そうとした。昨日は部活が終わるとまず生徒会によって用を済ませ、その後に図書館と本屋をはしごした。帰る途中で携帯に連絡が入って―――。
「真田副部長の家に泊まったでしょ!」
「ああ、そうだった」
真田から碁の相手をしてくれと頼まれて家に帰る前に真田家に寄った。
碁の相手をつとめているうちに遅くなり、夕飯をごちそうになって、もう遅いから泊まったらどうだと言われて、帰るのも面倒になった柳はそのまま泊まらせてもらうことにしたのだった。
「泊まったが、どうして赤也が知ってるんだ?」
「すみません、私が口を滑らせてしまいまして」
柳生が苦笑いしながら口をはさむ。
「柳生先輩がアンタに電話したら真田副部長が出たって言ったんすよ」
「……ああ、そうだったな」
「なんでアンタの携帯に真田副部長が出るんすか!」
「柳生から電話があったとき、風呂に入っていてな。だから弦一郎が出たんだろう」
「人の携帯に勝手に出るのはマナー違反っすよ!」
「相手が柳生だから出たんだろう。弦一郎も知らない相手だったら出たりしないだろう」
「俺がアンタに電話して真田副部長が出たりしたらすっげえムカつくっす。ついでにアンタの家に電話してアンタが副部長の家に泊ってるって言われてもムカつくっす」
「……」
ああ怒ってるのはそのふたつか。柳はようやく切原の不機嫌の理由を理解した。
「だけどな、赤也。俺は弦一郎の碁の相手をして、夕飯をいただいて、泊まっただけだぞ。何を怒る必要があるんだ」
「それ、余計にムカつくっす……!」
思い切り顔をしかめて切原は柳から顔をそらしてしまった。
なぜだ。今のでどうして怒るんだ。
「……アンタが当たり前のことを当たり前にしてるだけだって思ってることがムカつくんすよ」
ぼそりと完全に拗ねた口調で切原が呟く。
「だいたいアンタ、副部長の家に泊まる回数多くないっすか!?」
「弦一郎の部屋は居心地がいいからな」
「や、柳くん……」
そんなことないぞ、とうそでもいいから言わなければ切原は不機嫌を通り越して落ち込んでしまう。柳生が見かねて柳に小さく助言してみても柳はさらりと言い足した。
「弦一郎の部屋は畳部屋だから落ち着くんだ」
「しかしですね、柳くん。ここは切原くんの気持ちも考えて……」
「どうせ俺の部屋は畳じゃねえっすよ……」
「ほら、落ち込んじゃったじゃないですか!」
「……別に赤也の部屋が落ち着かないという意味じゃないんだが」
ただ切原の部屋に泊まることが少ない理由は、切原が後輩であるという、ただそれだけだ。先輩である自分があまり頻繁に泊まりに行くのはダメだろうという気持ちが柳にはある。
その逆に切原が柳家に泊まりに来ることはよくあることなのに、逆が少ないからと言って何を気にする必要があるのだろう。
「そもそも赤也は俺が精市の部屋に泊まったり、精市が俺の部屋に泊まったりしてもそんなに怒らないのに弦一郎だとどうして怒るんだ」
心底からの疑問を柳は切原に聞いてみた。切原は顔をしかめたまましばらく沈黙して口を開く。
「……幸村部長の場合は俺が怒ったら怒っただけ面白がるからっすよ。一緒に風呂入っただの一緒にベッドで寝ただの、……この間なんかアンタの背中に黒子がいくつあるか知ってるかとか言い出して、そんなん知ってるに決まってんだろっての」
聞くんじゃなかったと柳は後悔したが、否応なく聞かされた柳生の方が一刻も早くこの場から去りたいと思っているに違いない。
「……とにかく、昨日は弦一郎の家に泊まったが別に他意はない。まさかそんなことを疑ってるとは思いたくないが?」
「俺もそんなの疑ってるわけじゃねえっすよ。ただそれ自体がムカつくってだけっす」
「俺にもう弦一郎の家に泊まりに行くなと?」
「……」
ムス、と切原は黙り込んでしまった。そこまで強制することは切原にはできない。仮に強制などしようものなら柳から氷点下ほどの冷やかさで見られてしまう。それは耐えられない。
しょんぼりしてしまった切原に柳は仕方がないな、と妥協することにした。
「では今度は赤也の部屋にお邪魔しようか」
「…………ホントっすか?」
「ああ」
「……俺の部屋、畳じゃねえっすよ?」
「そんなことは問題じゃないぞ。赤也の部屋だって俺はちゃんとくつろがせてもらっている」
そらしていた目が柳をちらりと見る。
「たとえば?」
「そうだな、赤也のベッドとかかな」
「……柳先輩!」
ぱあっとさっきまでの沈んだ表情から一転して切原の顔が明るくなる。
「いつ来ますか、俺は今日でもいいっすよ!」
「突然今日では悪いだろう。明日か明後日か」
「じゃあ、明日で!」
「分かった。明日お邪魔しよう」
「約束っすよ!」
「ああ」
ケンカへ発展するかと思いきや、あっさり事は収束された。
その場を去ることもできず、そんな簡単に言いくるめられていいんですか切原くん、と喉まで出かかった言葉を柳生は懸命に飲み込んだ。


――終わり――



柳生がかわいそうでした。






拍手ありがとうございます!
拍手もレス不要メッセージもありがとうございました!




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夏コミ新刊1冊目を入稿してきましたー。
前にブログで書きましたが、総ページ数116、書き下ろしは11ページです。
1冊終わったからと言ってまったりしててはいけない。
油断せずに行こうー。


暑さのあまり原稿に集中するのが精いっぱいです。
なので今日も与太話しか書けない。





幸村 「名古屋星徳との試合、思惑通りに進んだな」
柳  「そうだな」
幸村 「まさか全員外国人で固めてくるとは思わなかったけど」
柳  「向こうもそれしか手がなかったんだろう」
幸村 「柳生や丸井、ジャッカルたちもなかなかの演技だったな。いい負けっぷりだった」
柳  「相手を強く見せて、かつわざとらしくならないよう負けるのはなかなか苦労したようだがな」
幸村 「全力出したけど負けたって赤也に思わせなきゃいけなかったからね」
柳  「まあこれで赤也もレベルアップだ。いいか悪いかはともかくとして」
幸村 「悪魔だものな。今回は相手も似たようなラフプレーだったけど」
柳  「リリアデント・クラウザーか」
幸村 「赤也の丁度いい相手だったな」
柳  「しかし来年はどうなるか」
幸村 「来年ー?来年は彼も高校だろ」
柳  「……精市、クラウザーは1年生だぞ」
幸村 「えっ!?」
柳  「ああ見えてまだ1年生……青学の越前やうちの浦山と同学年だ」
幸村 「ええ、ホントに?だって蓮二や真田より背が高いじゃないか!あれで13歳!?ちょっと、真田!真田ってば!」
真田 「何だ、騒がしいな」
幸村 「クラウザーくんは1年生なんだって!知ってた?」
真田 「……クラウザー?誰だ、それは」
柳  「名古屋星徳の選手だ。赤也の対戦相手」
真田 「ああ……」
幸村 「上には上がいるものだな!真田、良かったじゃないか!」
真田 「何がだ」
幸村 「だって1年ですでにあれだよ!あれで13歳だよ!?まだお前が1年の頃の方が1年生らしかった!良かったな!」
真田 「……何がどう良かったと言うのだ……」
幸村 「1年の頃はまだ真田も小さかったし!1年生って誰も疑わなかっただろ!今じゃ3年生って言っても誰も信じてくれないだろうけど!」
真田 「…………」
柳  「しかし精市、彼は外国人だからな。成長の度合いを我々と一緒に考えてはいけないんじゃないか」
幸村 「あ、そうか。俺たちはあっちから見たら童顔に見えるというしな」
柳  「そうだ。しかし弦一郎の場合、あちらから見ても……」
幸村 「老けて見えるだろうな!」
柳  「クラウザーくんの場合、確かに1年生だと言われると驚くが、おっさんのようだ、とは思わないだろう」
真田 「れ、蓮二……!」
幸村 「確かにね。じゃあやっぱり老けてるナンバーワンは真田か。残念だったな、真田!」
真田 「……ゆ、幸村……!」




丸井 「あっちで真田いじめが開催されてるぜ」
赤也 「いい感じっすねー」
ジャッカル 「つかマジかよ、クラウザーが1年って」
仁王 「可愛げのない1年生じゃの」
柳生 「我々からすれば外国人選手の方が年齢が分かりにくいですが、本当に1年生なんですねえ」
赤也 「ま、でも真田副部長で免疫ある俺らからすればそんな驚くことでもないんじゃないっすか?」
丸井 「そーだけどよ、赤也、お前……」
赤也 「はい?」
丸井 「お前、1年にぼっこぼこにされて負けかけてたってことだぜ?」
赤也 「最後は勝ったじゃないっすか!!」
仁王 「まあまあケンカはやめるナリ」
柳生 「仁王くんは良いですよね。わざと負ける必要はなかったんですから」
丸井 「そーだぜい。後で分かることだと思ってもやっぱ相手が調子に乗るし、ムカつくったらなかったぜ」
ジャッカル 「だよな。できればもう一度対戦して思い知らせてやりたいよな」
仁王 「俺のせいじゃなか。アミダで決めたと幸村は言うとったぜよ」
丸井 「アミダかよ……」
ジャッカル 「真田や柳が負けて見せるわけにいかねえしな」
赤也 「……つーか、俺にだけ内緒ってひでぇっすよ」
柳生 「種を明かしてしまっては、君は潜在能力を引き出すまでいかなかったでしょう」
赤也 「この作戦考えたのって部長っすか?」
仁王 「3強で考えたんじゃろ」
赤也 「じゃあ……あのセリフは?」
丸井・ジャッカル 「あのセリフ?」
仁王 「ああ、アレか」
柳生 「アレは私が。良い言葉だったでしょう!ええ、アレで切原くんはさらなる力をつけたのですよ。これで私たちがわざと負けた甲斐があったというものです」
赤也 「……アリガトウゴザイマシター」



アレ=ワカメ野郎。
今日は赤柳にならなかった。
次は赤柳で!


拍手ありがとうございます!
追記にレスです。









連日、日中は30度~32度って、今からそんなことで7月8月になったら一体どうなるのか。今年の夏は平年並みって予報が出てましたが、ここ数年、ずっと猛暑って言われてなかったっけ……。暑いという記憶しかない。
蓮二さんが倒れてしまうぞ。
ついでに仁王もへろへろになってしまうぞ。
蓮二さんと仁王は何の接点もなさそうですが、暑さに弱いという共通点があるので、放課後の王子様でもありましたが涼しい場所を探すのが猫並みに得意というのは蓮二さんにも当てはまるんじゃないかと思います。
夏場にふらっと姿を消してはとある場所で鉢合わせする仁王と蓮二さん。
内心でお前もか……とお互い思いながら涼んでいればいいです。
猫並みに得意、というのが何というかかわいいです。
ちなみに赤也は夏大好きなんじゃないかと。
あちーあちーと文句言いつつ汗だくでテニスしてるのが赤也には似合う。



以下、与太話。エロ話のため要反転。



赤也 「先輩、ちょっとは我慢してくださいよー」
柳  「できない」
赤也 「今日も俺、1回だけじゃないっすかー」
柳  「それは悪いと思っている」
赤也 「先輩は3回くらいイってんのに」
柳  「それは俺だけが悪いんじゃないぞ。というか赤也のせいだろう」
赤也 「えー。アンタが感じやすいせいでしょ?」
柳  「だからそれがお前のせいだと言うんだ」
赤也 「や、アンタのそれは元からっすよ」
柳  「違う」
赤也 「そうですって」
柳  「違う」
赤也 「ま、どっちでもいいっすけど。とにかく回数は一緒がいいっす」
柳  「俺に合わせてくれ」
赤也 「いやいやいやそんな器用なことできないっす」
柳  「じゃあ諦めるんだな」
赤也 「いやっす!ていうか先輩が俺につきあってくれたらいいんすよ」
柳  「それは……翌日に響くから困る」
赤也 「休みの前日とか!」
柳  「…………」
赤也 「ねっ。大丈夫っすよ。俺たちテニスで鍛えてるし!」
柳  「(鍛えてるところが違うと思う……)」
赤也 「だって俺、いっぱいアンタに触りたいんすよ……」
柳  「…………」
赤也 「無理なら俺、アンタにあんまり触んないようにしないと。そうしたらアンタもイかないよね?」
柳  「…………」
赤也 「どっちがいいっすか?」
柳  「……俺に決めろと言うのか……」


さあどうする、蓮二さん。



拍手ありがとうございます!
追記にレスです。





今日もまたまた与太話。




赤也 「柳先輩、ノート落ちたっすよ」
柳  「ん?」
赤也 「横書きのノートなんて珍しいっすね」
柳  「ああ、これは俺のじゃないぞ」
赤也 「へ?そうなんすか?」
柳  「正確に言うなら俺だけが使っていたノートじゃない」
赤也 「部誌?じゃないっすよね。表紙になんも書いてないし」
柳  「これはな、赤也。弦一郎の取扱説明書だ」
赤也 「……は?」
柳  「懐かしいものが出てきたものだ。たまには棚の整理もしてみるものだな」
赤也 「いやあの、なんすか?副部長の取り扱い……?」
柳  「説明書。読んで字のごとく、だ」
赤也 「いやいや分かんないっす。電化製品じゃあるまいし」
柳  「じゃあ弦一郎の観察日記とでも言おうか」
赤也 「もうちょっと分かりやすくお願いします」
柳  「仕方がないな。これは中1のときに使っていたノートでな。俺は弦一郎と中1のときに初めて会ったんだがこんなに不可思議な男は見たことがなかったんだ。あまりにもタイプが違うから扱いにくくて困ってたんだ」
赤也 「はあ」
柳  「だから弦一郎の行動や言動をこのノートに書いていったんだ」
赤也 「……つまり?」
柳  「このノートを読めば誰でも弦一郎の扱いが上手くなる」
赤也 「マジっすか!!」
柳  「もう俺は弦一郎の行動パターンなど手に取るように分かるようになったからこのノートは不要になってたんだが……こんなところに置いてたんだな」
赤也 「そ、それ、読みたいっす!」
柳  「これを?」
赤也 「うっす!」
柳  「……悪いが赤也、それはダメだ」
赤也 「えー!?なんでっすか!」

幸村 「それはねえ、そのノートに書かれてるのは真田のことだけじゃないからだよ」
赤也 「部長!(いつの間に……)」
柳  「そうなんだ。これには精市の取扱説明書も兼ねてあるからな」
赤也 「えっ!(余計にほしい……!)」
幸村 「俺だけじゃないだろー?これには蓮二のことだって書いてある!」
柳  「そうだったか?」
幸村 「そうだよ。俺が書いたもん。真田だって書いてたよ」
赤也 「ちょ、ちょっと、それ、柳先輩のノートじゃないんですか?」
柳  「もとは俺だ」
幸村 「それは2冊目なんだよね」
柳  「1冊目は俺が持ってるが。そういえば……3冊目もあったような気がするが……。精市が持ってるのか?」
幸村 「え、俺じゃないよ。真田じゃない?3冊目はたいして書いてなかったし……捨てちゃったかな?」
柳  「かもしれないな。2冊目でもうほとんど理解したからな」
幸村 「まあね。あとはそれを応用すればすむからね」

赤也 「……あのー、わけ分かんないんすけど!!」
仁王 「切原、切原」
赤也 「あ、仁王先輩」
仁王 「あのノートはな、3強の3強による3強のための取扱説明書じゃ」
赤也 「3強の?」
仁王 「そうじゃ。つまり、もっと簡単に言うと……」
赤也 「簡単に言うと?」
仁王 「ただの交換日記じゃ」








拍手ありがとうございます!
追記にレスですー。


目標にしていた6月中に1冊入稿ができそうです。
まずはサイト再録の「左側の天使~」に書き下ろしを入れた1冊。
総ページ数116ページで書き下ろしは11ページです。
書き下ろしは本編のすぐ後くらいのお話です。
ちなみに18禁です。
後は本文見直して、表紙作って……毎回毎回データ化云々になるとやり方忘れてしまって全く学習できてないんですが、半年ぶりだと本当に思い出せなくて困ります。
さて、次は2冊目に取りかかります。まだ真っ白。




以下、まただらだらと会話してるだけの与太話。





赤也 「柳先輩、なにやってんすか?」
柳  「……」
赤也 「せーんぱーい?寝てんの?起きてるでしょ?」
柳  「……」
赤也 「絶対起きてるでしょ!俺ね、最初は先輩が起きてんのか
寝てんの分かんなかったっすけど今ならばっちり分かるっすよ」
柳  「……れた」
赤也 「はい?」
柳  「忘れたんだ」
赤也 「何を?」
柳  「番傘」
赤也 「番傘?雨傘じゃなくて?」
柳  「今日は1日雨じゃなかったのか」
赤也 「午後から曇り、って言ってた気がします、天気予報」
柳  「曇り?晴れてるじゃないか」
赤也 「そうっすねー。いい天気っすねー」
柳  「……外に出るのいやだ」
赤也 「はい?」
柳  「日差しが強いじゃないか。いやだ」
赤也 「はあ。でももう部活終わったし。あとは帰るだけっすよ」
柳  「日が暮れてから帰る」
赤也 「えー!?まだ明るいしちょっと寄り道して帰りましょーよー」
柳  「暑いからいやだ」
赤也 「……先輩ってホント、暑いの苦手っすよね」
柳  「紫外線なんてこの世から消えてなくなればいい」
赤也 「先輩が炎天下でテニスやれるのは奇跡っすね」
柳  「テニスも屋内でやればいいのにな」
赤也 「……いやっすよ。そんなの」
柳  「とにかくまだ帰らない」
赤也 「はいはい。仕方ないっすね。よいしょっと」
柳  「何してる、赤也」
赤也 「んー、コンビニで買ってきたマンガ読もうと思って」
柳  「俺の背中をクッション代わりにしてか?」
赤也 「重いっすか。あ、暑い?」
柳  「……。別に。お前は帰ってもいいんだぞ」
赤也 「アンタ置いてけないっすよ」
柳  「……」
赤也 「先輩も読む?」
柳  「……読む」




そんなわけで寄り添ってマンガを読む2人でした。
暑さに弱い蓮二さんはどうしようもない感じになっていればいいと思います。



拍手ありがとうございます!
拍手だけでなくコメントもありがとうございます!
追記にレスです。
レス不要でのコメントもありがとうございましたー!与太話に反応いただけてうれしいです!



今日から雨じゃなかったのか、天気予報。
晴れてたぞ。思いっきり晴れてたぞ。
夜か。夜から雨なのか。
風もなくて気温も30度であーつーいー。
とっくに梅雨入りしてるのに雨なんかぜんっぜん降ってません。


原稿真っ只中で更新ができません。
ので、また与太話。





仁王 「普通、1人の男に2人の女じゃと男を巡って壮絶な戦いが繰り広げられるもんじゃが」
幸村 「繰り広げてないよ。取り合ってないし」
仁王 「真田はただの都合のいい男だったっちゅーわけじゃな」
幸村 「いやだな、そんなはっきり言ったら真田に悪いじゃないか」
仁王 「いやいやお前さんの方が情けがないぜよ。のう、真田?」
真田 「……うるさい」
仁王 「お前さんはどうなんじゃ。幸村の前世話は」
真田 「………………俺は2人のうち1人を選べなかったのではない、2人ともを選んだのだ!」



丸井 「おいおいおい、真田まで電波受信に成功してるぜ!」
柳生 「珍しいこともあるものですね」
赤也 「なーにが2人を選んだ、だよ!いいように利用されただけじないっすか!柳先輩は俺と強く結ばれてたんすよ!」
柳 「だが弦一郎を嫌っていたというわけじゃない。子供も生まれたしな」
赤也 「アンタの子!?」
柳 「いや、精市と弦一郎の子だ。双子でな、小さい頃は可愛かったぞ」


丸井 「……ここでも電波が……」
柳生 「我々だけは正気でいましょうね、丸井くん」


赤也 「大きくなったら可愛くなくなったんすか」
柳 「成長するとともにどちらに似たんだか、詐欺師のように人を騙してばかりいる男と紳士然としながら詐欺師まがいのことをするような男になってしまってな」
赤也 「へー。誰かさんたちみたいっすね」
柳生 「や、や、柳くん……!?」
仁王 「参謀、タチの悪い冗談はやめるナリ」
柳 「ははは」
柳生・仁王 「否定して!」

柳 「俺にも子供がいたぞ、赤也」
赤也 「え、マジっすか。女の子ですか男の子ですか」
柳 「赤毛の可愛い男の子だった」
赤也 「赤毛?」
柳 「ああ。食欲旺盛な子供でな。特に好きだったのがアップルグリーン味のガム……」
丸井 「うわあああああッ。やめろ、柳!」
柳 「ははは」
赤也 「ちょっと、先輩。それ、俺と柳先輩の間の子ですよね!?」
丸井 「バカ野郎、赤也!お前もっと気にするところが他にあるだろい!お前まで電波に染まるなっ」
赤也 「ここは極めて重要なことっす!柳先輩、どうなんすか。ま、ま、まさか真田副部長との子じゃ……」
柳 「バカだな、赤也。お前との子に決まっているだろう?」
赤也 「柳先輩……!」


ジャッカル 「……聞きたくねーけど、俺は?」
幸村 「ジャッカルはねえ、俺たちの家の執事だったよ。毎日苦労かけてたな。あはははは」



赤也まで電波に染まりました。
王者立海大のよくある(?)日常。
他の部員たちがドン引きして遠巻きに彼らを眺めながら「こんな先輩たちでもテニスは鬼みたいに強いんだよな……」と呟くのもまた、日常です。
たぶん。


拍手ありがとうございます!
追記にレスです。







与太話です。
少なくとも蓮二さんは適当に言ってます。
幸村は本気かもしれない(笑)





幸村 「前世では俺と蓮二は恋人同士だったんだよ」
仁王 「ほう。どっちが女でどっちが男だったんじゃ?」
幸村 「残念ながらどっちも女でさ」
仁王 「女なんか」
幸村 「そうなんだ。美人だったよ」
仁王 「で、どっちが上だったんじゃ」
幸村 「俺に決まってるだろ?」
仁王 「あ、そう。そんじゃ真田は前世で何だったんじゃ」
幸村 「あの頃は重婚が認められていてね、真田は俺と蓮二のどっちか1人に決められない優柔不断だったから両方と結婚したんだ」
仁王 「ほー。重婚か。真田がのう」
幸村 「プロポーズもさ、俺と蓮二に向かって同時にしたんだよ。変だよな。普通、別々にするものだろ、プロポーズって」
仁王 「でも受けたんじゃろ?どのみちお前さんたちは真田を好いとったわけじゃ」
幸村 「俺は蓮二といられると思ったから受けたんだよ。堂々と一緒にいられるじゃないか」
仁王 「夜の営みも3人一緒か」
幸村 「当然だろ」
仁王 「前世も現世もあんま変わっとらんのう」


赤也 「……あそこ何の電波受信してるんすかね」
柳 「懐かしいな。赤也、お前は家に出入りする庭師で木を切りすぎては精市に怒られ、盆栽を割っては弦一郎に叱られていたな」
赤也 「はあ!?」
柳 「俺とお前が密通していたことは精市も弦一郎も知らないことだった」
赤也 「アンタまでヘンな電波受信しないでください!」




与太話でした。


拍手ありがとうございます!



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