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気ままに語ります。SQやコミックス、その他もろもろ発売日当日にネタバレしたりしてますのでご注意ください。
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身長差を考えると萌えて萌えて仕方ないです。







「イテ」
ストレッチをしていると切原が膝を抱えた。
「どうした?」
「や、ちょっと膝が」
「膝?痛むのか。病院には行ったのか?」
膝にサポーターをつけた切原は病院で検査は受けたと言った。
怪我じゃないっす、という切原は妙に機嫌が良かった。
膝が痛むのになぜ笑っているんだ?と柳が聞くと胸を張って切原は答えた。
「成長痛っす!」
「成長痛?」
「そうっす」
柳にも経験があることなので納得したが、柳にとって成長痛はかなりつらいものだった。
「どうしてそんなに機嫌がいいんだ。痛いだろう」
「へへ、だって背が伸びるんでしょ!」
「まあ、そう言われているが……」
「柳先輩も成長痛になったりしました?」
「ああ。中1の時にな」
「どれくらい伸びたんすか?」
「そうだな。20センチくらい伸びたな」
「そんなに!?」
切原が驚く。あまりに急激に伸びたから痛みもひどかった。
1番辛いときで歩けないほどになったことがある。そのときは幸村が荷物を持ってくれて真田がおんぶして家まで送ってくれた。
真田も同様に中1で急激に背が伸びたが、柳のようなひどい成長痛にはならず何が違うのだろうとひそかに悩んだものだった。
同じように背が伸びるなら痛みなどない方がいいに決まっている。
なのに切原はサポーターをつけて痛いだろうにニコニコしている。
「俺もそれくらい伸びるかなー。そしたら先輩の身長越しますよね!」
「……ああ」
切原が身長差を気にしていることは知っていた。
正確に言えば柳との身長差というより、真田と柳に身長差がほとんどないことを気にしているのだ。
どうしてそこで弦一郎が出てくる、と1度だけ尋ねたことがあるのだが、「青学のメガネも同じくらいでしょ」という答えにならない答えが返ってきて柳はそれ以上の追求をやめたことがある。
「……成長痛なら少し、練習メニューを変えようか」
「うっす!」
身長が大幅に伸びる可能性もゼロではないし、機嫌良く痛みに耐えているのだから余計なことは言わないでおこうと柳は思った。
それ以上伸びなくてもいいのに、などと思っていることがバレたら怒るよりへこんでしまうのは間違いないだろうから。
「俺、絶対柳先輩より背、高くなるっす!」
いや、絶対なるな。そのままでいい……はちょっと酷だから少しは伸びてもいいが、俺より高くなるな、絶対に。
柳が笑顔の裏でそんなことを思っていたことは切原のために絶対に知らせてはならないことだった。




-----END




ちなみに理想の身長はこうです。

真田 186センチ
柳  181センチ(変わらず)
幸村 175センチ(変わらず)

要するに真田しか伸びません。で、赤也は

赤也 175センチ

ちょっと伸びました。ここで幸村の呪いが発動したと強く推したいところです。
「俺より背が高くなるなんて許さないよ赤也」と言わんばかりに幸村と同じ身長で止まります。
蓮二さんの呪いいや願いも入ってるかもしれません。
絶対(俺以上に)伸びるな絶対だ。と蓮二さんは念じてます。
こっちの方が呪いかな(笑)


拍手ありがとうございます!
追記にレスです。










>>7/10 23:21 S様
こんばんはー。成長するにつれて幸村妹もそういう知恵をつけて兄ともども赤也をからかうんですね(笑)蓮二さんは赤也にノーはよほどのこと以外は言わない気がします。基本的に蓮二さんは赤也のすることは全部受け入れそうです。ラブラブです(笑)パチコメありがとうございました!





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